「周りが望む自分でありたい」という理想と付き合っていくために
こんにちは。さちです。
突然ですが、みなさんは自分の想いを口に出したときに、涙があふれたり、鼻水がとまらなかったりしたことはありますか。
私は去年の夏ごろから、この症状に悩まされました。
何かの病気かと思ってネットで検索してもヒットせず、学校の保健室に行っても相手にされず…。
友達に相談しようと思っても、そもそも相談しようとすると、涙と鼻水が出てきてしまうので、上手く話せないんですよね。
そんなとき、Twitterでこんなツイートを見かけました。
昔から、何かプライベートな大事な話をするときに赤面しちゃう&涙が出てきちゃう体質なんですが、これ治したいなぁ。小学校のときから「泣くなんて卑怯だ」とか「泣いて誤魔化すな」とか言われ続けてきたけど本当にそんなんじゃなくて、性質なんです。あんま理解されなくてつらい。
— あかしゆか (@akyska) 2019年6月10日
これだ!!!
私の悩みと瓜二つだ!!
同じ悩みを抱えている方がいらっしゃったことに私はとても感激して、あかしさんが書かれた過去のコラムにもすぐさま目を通しました。
すると、あかしさんの記事がどれも私の気持ちにジャストフィット(古い?)して、まるで私が書いているかのような錯覚に陥ったのです。
ちょうど就活で悩んでいた時期と重なっていたこともあり、自分と似た気持ちを持っている方がいらっしゃることに、私は勝手に勇気づけられていました。
そこで、私がブログを始めようと思ったきっかけである、あかしゆかさんのコラムについて、書いていきたいと思います。
周りからの期待に応えたい
今日はこちらのコラムに関してです。
私はスライムのようだ
どの部分を切り取っても私に当てはまるのですが、
その中でも、就職活動で「あなたを何かにたとえるなら?」と聞かれて、「相手に合わせて自由自在に変化できる、スライムみたいだと思います」と答えたことを、今でも鮮明に覚えています。という部分が、印象に残りました。
というのも、私もまったく同じ受け答えをしようと考えていたのです。
実際には、面接官受けが悪いかなと思って、スライムより硬くて芯がある、低反発まくら、と答えていました。(←そこまで変わらないですね)
とりあえず、私も相手が望む私はどんな姿か、期待に応えるためにはどうすればいいか、その気持ちがモチベーションとなっていました。
私にとっても、そのようにして動くことは全く苦ではありませんでしたし、喜んでもらえたり褒めてもらえたりすると、とても嬉しかったのです。
だから、たくさん努力して、中学ではオール5を何度もとり、高校では運動部の部長と勉強を両立して、大学は国立大に現役で入ることが出来ました。
家族や学校の先生はたくさん褒めてくれましたし、友達は「すごいね、頭いいね」と言ってくれました。
そのようにして、周りが期待する自分でいられることに自分自身とても満足していたため、悩みなどなく、毎日何も考えずに暮らしていました。
違和感
あかしさんは、高校生の頃に違和感を覚え始めた、と書かれていましたが、私が違和感を覚えたのはごく最近で、修士1年で就活を始めてからです。
生まれて初めて自己分析というものをやってみて、自分の行動のモチベーションが”自分”ではなくて”周りの人”にあることに気がつきました。
つまり、いい娘であるために毎日何時間も勉強して優秀な成績を修め、いい学生であるために学校では学級委員を務め、いい友達であるために悪口はほとんど言いませんでした。
私としては、何も考えずに上のような行動をとっていたので、嘘をついていたわけでもないのですが、自己分析をして、これはおかしいのかもしれない、と違和感を感じ始めました。
というのも、いざ就活となってみると、行動のモチベーションが”周りの人”である学生は求められていないんですよね。
しかも、大手病(大企業しか興味がない、行きたくない病)だったので、周りの学生は地頭のいい優秀な学生ばかりでした。
就活に関しては、後々まとめていく予定ですが、企業は「御社で○○がしたいです!」「私は△△がしたかったので、学生時代は□□をしてきました!」みたいな学生を好みます。
企業が求める学生であるために、これまでの経験から志望動機やガクチカを考えたりもしましたが、普段考えていないことを熱量を持って話すことも出来ず…。
人事の方にもバレバレだったのでしょう。就活では数十社に祈られました。
祈られるたびに、私は求められていないんだと考えこんでしまい、精神的にもひどく落ち込みました。夜中に涙があふれてきて、眠れない日もありました。
人生は自分のもの
最終的には、地元の中小企業に内定をいただき、来年から働くことになりましたが、まだまだ立ち直れていません。
高校や大学の同期が有名企業に内定をもらった、と聞くと、それに比べて私は…とすぐ落ち込みます。
特に家族に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
高いお金を払って大学院まで通わせてくれたのに、親が誇れる娘でありたかったのに、と考えてこんでしまいます。
ですが、このように考えてしまうのも、行動のモチベーションが”周りの人”にあるからなんですよね。
自分自身が楽しければ、毎日満足して過ごすことが出来ていれば、それでいいのではないでしょうか。(←まだまだ自分に言い聞かせているところですが)
就活を終えて、あかしさんのコラムをもう一度読んでみて、思います。
自分の人生は誰のものでもない、自分のものです。
自分が満足できる人生を送るために、自分が何がしたいのかを考えて行動する、そんな時間を大切にしていきたいです。
ちなみに、ブログを始めたのも、自分がしたいことと向き合ってみたうちの1つです。
私の小学生の頃の夢は小説家でした。
文字を読んだり書いたりすることが好きで、当時は小説を書いてみたこともあります。
理系の勉強が得意だったので理系に進みましたが、今でも頭の使い方は文系寄りだと思っています。
なので、これからブログを書いていくことで、自分で自分を認めてあげられるようになっていきたいですね。
それでは。
また次回。